2022/11/02
「AIアプリを活用した課題解決型演習」実施報告
9月より約2ヶ月間に亘って開催された「AIアプリを活用した課題解決型演習」が10月30日に終了いたしました。
受講者は全27名で、「AI活用入門」を修了され、様々な業種・幅広い年齢層(20代~60代)からご参加いただきました。
本演習では、『「兵庫県における課題を解決するAIチャットボット」を開発・提案する』ことをゴールに定め、6グループに分かれ、それぞれ課題を選定し、2ヶ月間演習に取り組みました。
その集大成として、10月30日(日)に最終発表を実施しました。
各グループより、課題選定の経緯、解決策の仮説立案、データ分析結果、そしてチャットボットのデモを含んだ、レベルの高い発表が行われました。
<グループ・テーマ>
Aグループ:空き家対策チャットボット❝あきやくん❞のご提案
Bグループ:災害支援チャットボット構想のご提案
Cグループ:兵庫県の観光客増加に向けた観光名所等マッチングチャットボットのご提案
Dグループ:兵庫県(近隣府県)に向けたジョブマッチングチャットボット導入のご提案
Eグループ:兵庫県の魅力発信!兵庫県大喜利チャットボット導入のご提案
Fグループ:多くの様々な旅行者に兵庫の日本酒の魅力を伝えるチャットボットのご提案
【最終発表中の様子】
【チャットボット画面イメージ(Eグループ)】
当日は、兵庫県産業労働部様や兵庫工業会様にご出席いただき、自治体のリアルな視点で、「災害支援時の個人情報の取扱いについて」、「多くの人を巻き込んでシステム開発を」や「次のステップとして、中小企業等絞った提案を期待」などコメントをいただきました。
また、日本IBM様からも、「データだけに捉われず、ユーザーを意識して行動変容を」「デザイン思考の観点で、ユーザーや顧客に寄り添った真の問題発見を」などコメントをいただきました。
そして、最後に、授業担当者である巳波教授より、「データ分析・課題抽出・解決策としてのチャットボット開発というプロトタイプを修得できた。ぜひ会社に戻って活用していただきたい」とエールが送られました。
受講生からは、「異業種、性別、年齢の異なるメンバーで楽しかった」「今後もあったらぜひ参加したい」「チャットボットって意外と簡単に作れる」「ユーザー目線の大切さを再認識した」「今回の学びを今の業務に生かしたい」など、前向きな感想を多数いただきました。
今後は、本演習で得た横のつながりを大切にしていただき、AI活用・DX推進に関する情報共有の場としてご活用いただくために、数カ月後に同窓会を開催する予定です。